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狂犬病予防ついての豆知識

狂犬病はウイルスです。感染する可能性があるのは、人を含むすべての哺乳類です。発症後は有効な治療法が無く、呼吸器障害によりほぼ100%が死亡してしまう怖いウイルスです。感染しても発症しないことがポイントになります。

日本に狂犬病はないというけれど…

その昔、日本国内でも多くの犬が狂犬病と診断されました。同時に狂犬病にかかった犬から人に感染し、多くの人が亡くなりました。その後、狂犬病予防法が施行され、犬の登録、予防注射、野犬の抑留が徹底され短期間のうちに日本国内における狂犬病を撲滅することができました。

しかし日本の周辺諸国を含む世界中のほとんどの国では、依然として発生しているのが現状です。
出入国が盛んな日本としては、今も常に狂犬病ウイルス侵入の脅威にさらされていることになります。

このため現在も狂犬病予防のワクチン接種が必要となります。

獣医師の判断にて「狂犬病予防接種が免除」された場合を除いて飼い犬に狂犬病予防注射を受けさせなかった場合、飼い主は20万円以下の罰金の対象となります。

狂犬病予防ワクチンとは…

狂犬病は、感染後、発症すると治療することができません。
しかし、狂犬病は予防注射することで感染は防げなくても発症を予防することができます。

飼い犬にしっかりと狂犬病予防注射を受けさせることで愛犬を「狂犬病」から守るとともに、飼い主ご自身やご家族、ご近所の方々、他の動物への感染を防止することができます。

生後91日以上の犬を飼い始めたら30日以内に、区市町村の集合注射又は動物病院で、犬に狂犬病の予防注射を受けさせましょう。翌年以降は毎年1回、4月1日~6月30日の期間内に受けさせましょう。

狂犬病予防ワクチンの副作用について…

犬の個体差もありますが、狂犬病予防を含むすべてのワクチンに副作用の恐れはあります。

狂犬病予防のワクチン接種による副作用は、混合ワクチン接種による副作用と比べ発生率は低いとされています。

ただ子犬(1歳未満)や高齢の老犬(10歳以上)は副作用が出やすい傾向にあります。
また狂犬病予防ワクチンは、大型犬と小型犬にかかわらずに同じ量の定量接種となってます。このため小型犬など体重の軽い犬については、身体に比べ大量のワクチンを投与することとなり、副作用が出やすくなる傾向にあります。

具体的な副作用の例としては…

  • 元気がなくなり、じっとしている
  • 嘔吐する
  • 発熱
  • 下痢

などがあります。これらの副作用が現れるのは、接種後約6時間以内とされています。

過度な副作用としてアレルギー反応やアナフィラキシーショックと呼ばれる反応が現れることがあります。これらは、接種後約30分以内に現れる可能性が高いとされています。

  • 痙攣
  • 呼吸困難
  • 蕁麻疹
  • 腫れ

接種を受ける場合には、万が一に備えて、午前中の接種をするようにしていただくと共に、接種当日は、一緒に過ごせるように準備されることを心掛けてください。

昨今の新型コロナワクチン接種の時、アナフィラキシーショックが現れた時の対処として、接種後30分は接種会場で待機、以降、副反応が数日続くのと同じと考えてくだされば、わかりやすいと思います。

狂犬病予防接種の免除ついて…

過去に受けた狂犬病予防接種で副作用が認められたなど、生命や健康に問題を及ぼす可能性が考えられると獣医師が判断した場合、狂犬病予防接種が免除される場合があります。

過去の予防接種で副作用が認められた場合には、かかりつけの獣医師に相談してみてください。

犬の飼い主の義務ついて…

現在、犬の飼い主には、法律により下記の3項目が義務図けられています。

  • 現在居住している区市町村に飼い犬の登録をすること
  • 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
  • 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること